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2018年11月21日の大崎裕史の今日の一杯

東京都中央区銀座

2018年10月29日オープン。「野方ホープ」プロデュース店とネット情報では流れているが、経営も株式会社創龍(野方ホープ9店舗の運営会社)となっている。創業者(小栗冨美代さん)の息子(小栗栄行さん)が現社長。野方ホープの創業は1988年だが創龍の設立は1998年。
「創龍」は社名を店名にしたことでも力の入れ方がわかる。しかも銀座だ。メニューは多くが「野方ホープ」を受け継いでいるがメインに置いたのが「大江戸醤油」880円と「大江戸焦がし醤油」930円。東京唯一の醤油蔵元・近藤醸造のキッコーゴ醤油を使用。鶏ガラ、モミジ、香味野菜、飛魚出汁などからスープを取る。麺は国産小麦の低加水ストレート。前者は鶏チャーシューで焦がしは豚チャーシュー。焦がしは食べた人の感想だと「五行」に近い感じだとか。
本来、このどちらかの基本メニューを食べるべきなのだが限定メニューが妙にそそり、ついついそちらを注文してしまった。
期間限定「秋」(というメニュー名)1200円(栗ご飯付き)。というのも「野方ホープ」がメニューをリニュアルし、新店舗を加速した頃からかなり良くなっており、その勢いでの銀座に新業態で出店。これから限定もかなりの出来なのではないか、と思った次第。写真と比べて栗ご飯の栗の量の少なさには驚いたが、秋を感じさせ、なかなかよくできている。ポルチーニ茸をふんだんに使い、鶏清湯と合わせたスープ。低温調理のチャーシューと今風の技法も取り入れ、キノコのコンフィも添えている。やっぱり、以前の「野方ホープ」とは違う。もちろん屋号も違うのだがコンサルが入ったか、腕のいい料理人が入ったか、社長が本領発揮してきたのか、それくらいの様変わりを見せている。創作麺は四季を感じさせるものを出していくとのことで、次の「冬」も食べてみたい。

お店データ

銀座 創龍

東京都中央区銀座6-4-18 マキシドピアビル1F(銀座)
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2015年12月末現在約23,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。