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2017年7月22日の大崎裕史の今日の一杯

埼玉県八潮市

「NOODLE STOCK 鶴おか」の2号店の位置づけ。本店は移転のため物件探しで休業中。「NOODLE STOCK 鶴おか」がかなりおいしかったので2号店も気になっていたが、ちょっと遠い(目黒から駅までと駅からも歩く)のでなかなか行く機会がなかった。開店当初はすごい人気で行列も長かったらしいのでむしろ落ち着いた頃に来れてよかったかも。とはいえ平日開店前に10人近く並ぶ人気であることには変わりない。

麺メニュー(スープ有り)と油そばメニューの2本柱。さらに丼ものを始めとするサイドメニュー、ドリンクメニューがある。

券売機の処に「連食の場合は列に並び直し」という注意書きがある。この日は開店前こそ10人ほどの待ちだったが開店してからは待ちがなかったのでお店の人に確認した上で麺と油そばの両方を注文。

汁ものは当初(今でも店頭では同じ表示)「和風醤油そば」となっていたようだが、この日店内及び券売機では「京鴨出汁そば」(黒850円、白900円)となっていた。

油そばの方はかなり力が入っており、「これまでの油そばのイメージを覆したい」という店主の想いがあり、シェラスコを融合させたというスタイル。なので肉も多いが基本の「クラシックビーフパレット」が1000円から。

注文したのは「京鴨出汁そば黒」850円と「hanamiyabi palette」(華雅パレット:基本メニューに九条ネギや柑橘類をトッピングしたもの)1150円。

まずは鴨出汁そば。鴨ガラや鴨丸、真鯛、香味野菜、乾物などを使った清湯醤油。チャーシューは京鴨ロースを低温調理し、直前に備長炭で炙り。麺は菅野製麺の特注細麵。丼は有田焼、といろいろこだわっており、しかも味も素晴らしい。

この鴨出汁そばだけでも十分人気になれる出来映えだが、「一杯」(写真)としての紹介は油そば=パレットの方。気持ちの入り方も相当だが確かに「油そばの概念を変える」逸品であるといえよう。弾力のあるもちもち太麵がタレと混ざってそれだけでもおいしいが野菜を使ったソースがまた絶妙。お肉はもちろんおいしい。トッピング追加したいほど。

なんせ地元(目黒)から遠いので何度もは行けないが、それでも何度も行きたくなる魅力あるメニュー揃い。店内の雰囲気も広さを取って独特。素晴らしい一軒が誕生した。(といってももう3ヶ月経っている)

お店データ

Handicraft Works

埼玉県八潮市伊勢野111-1
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2015年12月末現在約23,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。